※追記2023年6月 インドネシア入国に際してワクチン接種証明も、ワクチン打てない証明も不要になりました。詳しくはこちら
長かったコロナ大騒ぎ時代も、やっと終焉を迎え、世界中の国々が観光の扉を開きました
ここインドネシア バリ島の観光入国も2022年3月頃から再開して、今では日本人と中国人を除けば、昔と変わらないほどに賑わいを取り戻しています。
それでも、まだ海外旅行のネックとなるのが、それぞれの国であるPCRの陰性証明や、ワクチン何回打ったかなどの証明関係ですよね。
バリ島ではワクチンを2回以上受けた人なら、PCR検査も隔離もなしで入国できるようになっています
いわゆるワクチンパスポートってやつですよね
でも、世の中にはいろんな事情でワクチン受けられない、もしくは受けたくないって人もたくさんいます
そんな人たちはバリ島にくることはできないのでしょうか?
結論から言うと
そんなことはありません
インドネシア政府も水際対策に厳しそうに見えて、実はそんな人のためにも窓口をちゃんと開けてくれているのです。
今回はそんなワクチン打てない人でも、バリ島こられる事情と実例について説明してみようと思います。
ワクチンが打てない、打たない人のインドネシア入国条件
こちらが現在のインドネシアの入国条件をまとめたものですが
この図を見て何かお気づきでしょうか?
そう、ワクチン1回摂取の人は5日間の隔離があるのに、医療上の理由で摂取できない人は、隔離も陰性証明も必要ないのです。
どうしてこんな矛盾が生じるのかは理解に苦しむところですが、インドネシア政府はきちんと、健康上の理由でワクチン打てない人、コロナになったけど回復した人、診断書を用意してくれたら、ワクチンパスポートなしで普通に入国していただけますよ。と記しているのです。
※2023年4月現在 デンパサール空港でのワクチン証明をチェックするカウンターは撤去されました。しかしルール上の変化はなく、今後は抜き打ちでチェックがあるかも、とのこと
でも、国立病院発行の診断書が必要って書いてあるから、なんか面倒くさそう
という声が聞こえてきそうですので
ここからは、実情と実例にのっとってお話しますね
ワクチンなしパスポートの有効性
僕の知っているかぎりですが
今年だけで20人ほどの方が、このワクチン打てない証明をもってバリ島に入国できました。
そして、この人達は皆、国立の医療機関ではなく
一般の医療機関(クリニックや診療所)で発行された英文訳つきの診断書を持って入国されました。
ちなみに、コロナにかかった後回復しました証明については、日本大使館からの発表でも、一般の医療機関発行のもので入国できることが記されています。
つまり事実上は、一般の医療機関が発行した診断書でも英訳がきちんとついていれば、バリ島に入国できるんです。
Kさんのワクチン打てない診断書取得方法
一般的にワクチンと打てない証明は、ひどいアレルギー反応がある場合や、心臓や肝臓などに持病がある場合だそうです
ワクチン打てない診断証明は、どんな流れで取得するのか、知り合いの実例をものに説明していきますね。
Kさんの実例
僕の友人で、先日ワクチン打てないパスポートを持参して問題なくバリ島に入国できたKさんが、ワクチン打てない証明を取得して、インドネシアに入国するまでの経緯を教えてくれました
Kさんはバリ島の入国ができるようになって、4年間いけなかったバリ島にどうしても行きたい。でもワクチン証明を持っていないということで悩み、調べ、人の体験談を聞き、ワクチン接種できない証明をとってみようという方法に至ったそうです。
最初は本当にその方法で行けるのか疑わしかったです。でも実際に行けた人の話を聞いたことでやってみようという気になったのです。
そんなKさんの取得までの流れがこうです
- 知人が実際に使った病院のwebサイトを教えてもらい、そこのフォームから申し込んでオンライン診療の予約を取る
- 代金を振り込む(自由診療のため11,000円)
- オンライン診療を受け、フォームに書いた健康上の理由、ひどいアレルギーがあることを伝える
- 10日ほど後に郵送で、日本語と英文の診断書を受け取る
という流れだったそうです。
オンライン診療の時には、先生がいくつか質問をしてくれるのですが、ワクチンが打てないことについてとても肯定的な感じだったので、緊張もしませんでした。
ちなみにKさんが利用した病院のサイトは、「ワクチン打てない証明書」などのワードで検索すれば、グーグル検索に上がってくるような、普通の病院のサイトだったようです。
申し込みのフォームに、ワクチンを打てない理由や診断書が必要な理由を記入するようになっていたのでスムーズでした。
ちなみに、届いた診断書はこちら
これを受け取ったときには、こんなので本当に大丈夫なのか、かなり疑わしいと思いましたよ。
確かに。小学校で配られる書類に保護者がハンコ押したレベルですね
診断書をもっていざ出国、入国
ともかく
無事に英文の診断書を取得したKさん、往復のチケット、期限が6か月以上のパスポート、VISAはバリ島の空港で買えますし、準備はばっちりです。
しかし、意外に緊張したのが、関西国際空港のチケットカウンターだったそうです。
チケットの予約書とパスポートと共に、「ワクチン証明書をお持ちですか?」とカウンターの日本人お姉さんに言われたKさん、恐る恐るワクチン打てない証明をだすと…
怪訝の顔をしたお姉さん「こちらが入国に有効かどうか確認させていただきます。」とのこと
この時が一番緊張しましたが、今思えば、ダメだったら隔離受けますので、って言う手もありましたね
カウンターのお姉さんも怪訝な顔をしたものの、確認から戻ってきた後は普通に対応してくれたそうです。
これって海外旅行のあるあるなんですが、外国に入国するときの入国審査より、日本のチェックインカウンターのほうが数段厳しく、融通が利かないんですよね。
例えば、帰りのチケットないと入国できないというような条件もそうですが、入国先では結局チェックされず、出発前のチェックインカウンターの日本人受付お姉さんが、先輩社員と相談して決めるのです。
しかし、ここを抜けてしまえば気楽なものです。
バリ島での入国審査
バリ島到着から入国までの流れは、あっけなかったです。
到着後は500,000Rp(4200円)のVISAを並んで購入して。入国審査、そして入国検疫のところで、ワクチンパスポートなどをチェックする列に並んで、そこで英文のワクチン打てない証明とパスポートを提示、係員は10秒ほど目を通して、「OK Next」と言っただけだったそうです。
入国にはアプリをインストールして登録ってあったので、ちゃんと準備してましたが、結局それも見られませんでした。
まとめ
と、ここまでの流れがKさんの実例です。
この方法の信頼性に僕が責任を持てる、というようなことではありませんので、あくまで客観的な事実だけお伝えするにとどめますが
今までのところ、この方法でバリに入国できなかったという人を僕は知りません。
日本風に言えば、そんたくしてる、というやつなのでしょうね
以上の情報ですが、ワクチンの事情でバリ島旅行に迷っている方にとって参考になれば幸いに思います。
ということで、今回は海の話ぜんぜん関係ない旅行情報でした
ではまた!