今年もバリ島ヌサペニダ周辺の海水温は、吹き付ける東よりの風のともに下がり、冷たい海の中では、バリ島ダイビングの名物 ‘‘マンボウ‘‘ を狙うダイバー達の、熱いバトルが毎日繰り広げられています。
マンボウの出現確率や、当たるパターンもその年によって違いや特徴があるものですが、2023年8月が終わりマンボウシーズンも折り返しを超えた現在。途中経過をお伝えしようと思います。
2023年は当たり年
現在のところ、2023年は‘‘よくマンボウの出る年‘‘と言えると思います。
ここ数年の中では、2019年が大当たり年で、2021年、2022年とは「負のダイポール現象」の影響で水温も下がらず、コロナでダイバーが少なかったにも関わらず、マンボウの出現率はとても低い年でした。
2023年の特徴としては、3月頃からヌサペニダの水温が下がりはじめ、シーズン前からちらほらとマンボウの出現情報があったことだと思います。また、乾季の6月に入っても尚、大雨が降るような特殊な状況もあり、前予想では今年は季節がズレて外れ年になるのではないか、という予想が多かったのですが、おおかたの予想を裏切って今年のマンボウの出現率は高いです。
マンボウがよくでるポイントは
今年のマンボウ出現の傾向としては、クリスタルベイがとてもよく当たる。という感じでしょうか。
コロナ明け新年ということもあり、レベルを問わずエントリーできる、クリスタルベイには、毎日ものすごい数のダイバーが訪れているのですが、それを差し引いて考えても、今年のクリスタルベイはマンボウがたくさん上がってきています。
クリスタルベイでは、マンボウが深みからクリーニングのために上がってくる、ダイバーに囲まれて逃げる、またしばらくすると上がってくる。というのを繰り返しているような感じなので、マンボウに出会えるかどうかは、エントリーのタイミング次第です。
また、例年一番の出現率を誇る‘‘ブルーコーナー‘‘は出現率が低いような印象です。テペコンやミンパンといったポイントでの出現情報も極端に少ないです。
そして、ヌサペニダのマンタポイントの‘‘ウォール‘‘と呼ばれる深場での出現情報は例年より多いような印象です
なにせ今年のマンタポイントは水温が冷たいです。水面水温23度、深場で21度が毎日続いています。
クリスタルベイやブルーコーナーは水面が温かいことが多く、水面水温26度、深場で21度から一番冷たくて18度まで下がることがあります。
マンボウ狙いでバリ島を訪れる予定の方は、寒さ対策だけはしっかりと考えてきてくださいね。
以上 マンボウシーズン中盤を越えたバリ島より、2023年の途中経過報告でした
ではまた!