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【バリ島の理科社会】雨の多い雨季、少ない雨季、何が違うの?ダイポールモード現象って?

今年はよく雨の降る、雨季のバリ島です

家の雨漏りは、未だ直りません。

雨季とはいっても、普通は朝や夕方にザァーっとスコールが降るのが定番なバリの天気ですが

今年のように雨が多い年は、朝から昼まで雨が続くなんて日もあります。

「普段はこの時期に雨が降らないはずなんですけど、おかしいなー?」

と、無責任な言い訳を観光でこられた方に繰り返し使っている、そこのあなた!

どうして雨の多い年と少ない年があるのか説明できますか?

これはアドバンスな気象の話なので、人に質問されるようなことはないのですが

ヒロユキ
ヒロユキ

これを知っていると、今年の雨季がどうなるのか予測ができる!

という、メリットがありますよ

【バリ島の理科社会】第2回目は

観光業に携わる人なら、知っておかなきゃいけない

そんなバリ島の気候のしくみを説明してみようと思います。

海の中にも天気がある

天候の流れを予測するためには

空を見上げるのではなく

海の中の天気を見なければいけません。

海の中の天気?と思うかもしれませんが

海の中にも天気があって、それは海水の温度や、潮の流れの強さのことです

海水の温度や潮の流れ、潮汐の幅というのは、同じ場所であっても、その時期によって変わってくるものです。

特に長い期間で見た陸上の天候を予測するうえで大切なのは、この海の水温です。

バリ島はインドネシアからアフリカ大陸までひろがっている、インド洋に面しています

このインド洋の海水温の変化が、バリ島の天候に大きく関係してくるのです。

インド洋

インド洋のダイポールモード現象とは

インド洋の水温は、8月9月の南半球の冬の時期になると毎年冷たくなってくることは、サーフィンやダイビングでインドネシアの海に入る人なら知っていますよね。

これは、この時期に吹く’’東からの風’’ の影響で、インド洋の水面の暖かい海水が西に流れてしまい、水面の水が流された分だけ、深いところの冷たい海水が上がってくる ”湧昇”という現象が起きるからなのですが

湧昇現象

ところで

ダイポールモード現象をいう言葉を聞いたことがあります?

インド洋ダイポールモード現象: 熱帯インド洋で見られる気候変動現象で、6月~10月にかけて発生する。この現象には正と負の現象があり、正の現象が発生すると、インドネシアで海面水温が平年より低くなり、アフリカで高くなる、通常インドネシアで活発な対流活動は西に移動し、アフリカのケニヤ周辺やその沖合で雨が多く、逆にインドネシアやオーストラリア周辺では雨が少なくなる。負の現象が起こるとその逆が起きる。

気象庁

まあ ややこしい説明ですが

ざっくりいえば、ダイポールモード現象というのは

インド洋で、インドネシアかアフリカの、どちらかの海水温が例年の平均より高くなったり、低くなったりする現象のことです

インド洋版のエルニーニョ現象みたいなものですね。

雨が降るというのは

海水温が高いとそれだけ雲がたくさんできて、雨がいっぱい降るわけですが

正のダイポールモード現象が起こるときには

何かの要因で、東からの風がいつもより強く吹きます

すると、インドネシア側の暖かい海水はアフリカに流れていき、インドネシア側では湧昇が激しく起きて、深いところの冷たい水がたくさん上がってきます。

インドネシア側の水温は平均より下って、アフリカ側では平均より高くなります

アフリカでは大雨が続き、インドネシアやオーストラリアはその年 雨が少なくなります。

正のダイポールモード現象

逆に、東風が弱くてインドネシア側の水温が高いままだと

負のダイポールモード現象が起きて、アフリカ側の水温が冷たいまま

アフリカは雨が降らなくて干ばつ、インドネシアには温かい海水がたまるので、大雨が降り続く

という結果になるのです。

負のダイポールモード現象

つまり、今年のバリ島は

海の水温が高いままのせいで、負のダイポールモード現象がおきて、雨がたくさん降る年になっているのです。

過去のダイポールモード現象考察

では、今まで実際に起きてきたダイポールモード現象はどうだったのでしょうか?

この図は過去50年に渡ってのインド洋の水温と平均水温との比較結果です

気象庁

赤い色で塗られているのが正のダイポール現象(インドネシア側の海が冷たくなって雨が少ない)が起きた年で、青く塗られている年が負の現象(インドネシア側の海が温かくて、雨が多い)となっています。

50年分のインドネシアの天候を思い出せる人はいないでしょうが、ここ数年の天候なら思い当たる人もいるのではないでしょうが

バリ島のダイビング事情で言えば

正の現象が起きて、海水温が例年より冷たい年には、バリ島の名物であるマンボウがよく見れたり、ジンベイザメがでたり、大物がよく当たる年でした

真珠養殖をしていた時には、あの年は真珠貝がたくさん死んだ年だった、といった思い出もあります。

これは、湧昇がおきて深い海の水が上がってくると、それに伴ってプランクトンの異常発生がおきるからなので、正の現象が起きた年には漁師さんも大漁間違いなしでしょう。

バリ島マンボウ

最近で特に目立ったのは2019年の正の現象です

これは過去50年で一番水温が下がった年になったのですが、記憶に新しいこの年は、ケニア、タンザニアなどの国々で洪水が大きな被害を生み、インドネシアでは記録的な少雨で雨季になってもほとんど雨が降らない日が続きました。

そして、オーストラリアは夏に過去最高の平均気温を記録して、あの有名な大規模な山火事が起きたのです。

その後2年間は負の現象が起きているわけですが、これはインド洋がバランスを取り戻すのに必要な期間なのかもしれませんね。

といった インド洋の事情で

今年のインドネシアは雨の多い雨季、負のダイポールモード現象の年になっているのです。

まとめ

つまりは、インドネシアの洪水も、アフリカの干ばつも、オーストラリアの山火事も、家が雨漏りして奥さんの機嫌が悪くなるのも

全部はこのインド洋の海水温度の異常変化「ダイポールモード現象」が原因なのです。

ざっくりいえば

7月初めに海の水温が「今年はずいぶん冷たいぞ!」となれば、雨季に雨は少ない年になるでしょうし

「今年はまだ冷たくないなー」という感じだと、雨季はひどい雨になるので気をつけましょう、ということです

じゃあ、このダイポールモード現象は何が原因なの?となると

太平洋のエルニーニョ、ラニーニョ現象だったりするわけなのですが

「風が吹けば桶屋が儲かる」という話のように地球の気象というのは、複雑に絡まりあって、その中でバランスをとっているのです。

エルニーニョもダイポール現象も、異常現象ですが、けっして今に始まったものではなく、昔からある現象でいわば ”地球の風邪’’といったものですが

近年になってその発生が明らかに増えているのは、気になる事実です

地球は今、 風邪をひきやすくなっているのですね。

というわけで今回の【バリ島の理科社会】は、どうして雨が多い雨季と、少ない雨季があるの?というお話でした。

それでは また!

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