
海外旅行に行くとき日本人のツーリストにとって気をつかうのが
「チップって払ったほうがいいの?」
という問題ですよね。
アメリカみたいに「サービスを受けたら、チップは払いますよ!」
って言いきってもらっちゃえば、楽なんですけど
そこが微妙な感じのバリ島だと、払ったほうがいいの?払わなくてもいいの?
でも、いくら払ったらいいの?
って 悩んじゃう場面って多いと思います。
特に、ダイビングのガイドさんとか、ツアーガイドさんとか、ましてや相手が日本人だったらどうなの?
って、もしチップのマナー検定があったとしたら、レベル高い問題ですよね

今回 個人的な思いは抜きにして、バリ島のチップ事情をきちんと解説していきたいと思います。
バリ島のチップ事情シーン別と相場
まず、バリ島にはいわゆる西洋的なチップの習慣はありません。
つまり、現地の人が現地の人のサービスにチップを払ったりしません。
日本と同じ感覚ですね。
それでも、観光地というのは、外国人がお客さんなので、どうしてもチップの習慣ができますよね。
こういうシーンではチップを払います、ここでは払わなくていいです
という感じで、説明していきましょう!
空港からのタクシーやお迎えの車へチップ払う?

まず最初に考えるのが、空港から宿泊先までのタクシーや、ツアー旅行で来た際のツアー会社のお迎えのスタッフさんです。
タクシーは料金交渉からスタートになりますから、チップは不要です。
お釣りも現地通貨10,000rp(80円)以上はちゃんと返してもらいましょう。
「お釣りがありません。」
これは、タクシーの常套手段ですのでお気をつけてくださいね。
ツアー会社のお迎えのドライバーさんは、荷物を持ってくれたりして優しいです。
彼らにとって一番の任務は、旅行中のオプショナルツアーの予約を取ることです。
チップをもらえると思って親切にしてはいませんし、その慣習もないので、ここでもチップは不要です。
ホテルにチェックイン時のチップは?
ホテルにチェックインすると、荷物を運んでくれるスタッフの人がいますよね
その人には10,000rp(80円)か20,000rp(160円)のチップを渡すのが、礼儀となっています。
旅行スタート!って感じのシーンですし、ここは払いましょう。
ベッドメイクや、お部屋の清掃も一泊8,000円以上のホテルでは、通例にのっとって枕元に 10,000rp(80円) のチップをおきましょう。
レストランでのチップは?
バリ島のレストランは、ローカル食堂以外はどこでも10%の税金と5%~10%のサービスチャージがメニュー料金に加算されます。
このサービスチャージが、ウェイターさんやコックさんのチップのようなものですから、別でチップは不要です。
良心的なお店は、1カ月分のサービスチャージをスタッフの頭数で割って、給料と別の歩合として支払う仕組みになっているんですね。
それでも、レストランスタッフが、子供の面倒を見ていてくれたり、誕生日をお祝いしてもらったり、特別なサービスを受けたと感じたら、50,000rp(400円)ほどを個人に払ってあげると、ちょうどいいと思います。
マッサージやスパでのチップは?

微妙なシーンです。実情をいいますと
約70%の人がマッサージを受けた後には、施術してくれた人にチップを渡します。
チップの相場は、マッサージ料金が3000円以下の安い街スパの場合 10,000rp(80円)か20,000rp(160円) です
ここで5,000rp(40円)とか渡すと、微妙な顔されます。
マッサージの場合、終わっても裸ですから、払うタイミングが難しく
チップを先に払っちゃう、という方法もあります
これは、マッサージみたいなサービスでは効き目ありです。
そしたら、マッサージ師の人が頑張っちゃって、力こめてきて痛い…
なんてのも、あるあるですが
きっと愛想よくしてくれますよ!
ツアーガイド、カーチャーターのドライバーへのチップは?

バリ島チップのマナーのお話し、ここが難しいところなんです。
実情をそのまま言いますと
一日ツアーや観光の場合
- 日本人の約40%
- 西洋人の約60%
- 中華系の人の約80%
このような確率でチップを渡されています。
チップの相場は50,000rp(400円)か100,000rp(800円)という感じです。
(当社調べ)
あくまでも満足度が高かったり、面倒なお願いを聞いてくれたりした場合には、このくらいのチップという目安にしてみてください。
パラセーリングやバナナボートのマリンスポーツでのチップ必要?
ヌサドゥアやレンボンガン島でよくある、バナナボートやパラセーリングがセットになったアクティビティに参加される場合はどうでしょうか?
これは1つ1つのアクティビティが10分程度と短いこと、そのたびにスタッフが変わることもあって、いちいちチップを渡すような人はいませんので、この場合もチップは不要ですね。
バリ島ダイビングのガイドさんへのチップって?

さて
やっと本命 ダイビングでのチップの事情をご説明しますね
でも、これって
ぼくがダイビングの会社をやってるので、読んでください方からしたら
そんなのどうせ、「チップ払ったほうがいいですよー」って話になるんでしょ?
って、思われてしまいがちですから
まずは実情だけをお伝えしますね。
インドネシア人のガイドさんや、ドライバーさんへのチップ
ダイビングのガイドさんが、現地の方だった場合へのチップの実情ですが
- 日本人の約30%
- 西洋人の約50%
- 中華系の人の約60%
の割合でチップを渡されます
また、ガイドさんでなく、ボートのクルーやドライバーさんへチップを渡す方もいます
チップの相場は50,000rp(400円)か100,000rp(800円)という感じです。
(当社調べ)
ダイビングって、観光ツアーに比べてチップ払う人少ないのね
と思いますよね?
そうですね
この理由を僕なりに考えてみたのですが。
つまりこういうことではないでしょうか
例えると
英語の勉強をしていて、優秀でわかりやすい先生の授業を受けたからといって、その人にチップを払おう、という気にはなりませんよね。
ちなみにダイビングのツアーでチップを渡すタイミングですが
ホテルに送ってもらって、「今日はありがとうございました。」っていう時が、他のお客さんもいなくてスマートだと思います。
日本人のインストラクターさんや、ガイドさんの場合
さて、僕の実体験も含めて、日本人のガイドさんや、インストラクターが担当してくれた場合のチップ事情は、こんな感じです。
- 日本人の約20%
- 西洋人の約50%
- 中華系の人の約60%
チップの相場は同じです。
50,000rp(400円)か100,000rp(800円)という感じです。
(当社調べ)
日本人だと少し、チップをもらえる機会はすくなくなるのですが
「日本人に対してチップを払うのは気まずい…」
って、当然の感覚ですもんね
ですけど、日本人としてバリ島でゲストの対応をする場合、チップの代わりに日本のお菓子やお酒なんかをいただくことがすごく多いです。
これは、バリ島で暮らす僕らにはとっても嬉しくて、「前に来た時、こっちはマヨネーズが高いって言ってたから」なんて言われて、お土産をもらうと涙ものです。
ダイビングのチップ事情のまとめ
ダイビングの仕事をしていて、チップやお土産をもらうことは、もちろんとっても嬉しいです。
でも、僕らがチップを期待して仕事をしているかというと、それは正直、期待していません。
ぼくの立場から、チップに関して個人的な希望を述べささていただくとすれば…
いいサービスをうけたと、思っていただければ。ドライバーさんや、ボートのクルーにチップあげてもらえればと思いますかね、ドライバーさんボートマンは地味にいい仕事をしてくれていても、ゲストの方に直接感謝される機会が少なくて、悪いなと思うことが多いですので。
余談ですが
僕が今までもらったチップで一番心に残っているのが。
「今日は最高に楽しかったです!一生の思い出になりました!」
って最高の笑顔と共に渡してくれた
2,000rp(15円) ですねw
あの時僕は、ゲストの最高の笑顔に対して
最高に微妙な顔をしていたと思います。
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