わたしバリ島で子供を二人産みました。妊娠、出産、子供のVISA取得まで、首が痛くなるほど振り返ってみたいと思います。
私たち夫婦にとって初めての出産がバリ島だったので、子供を授かった嬉しさの反面、不安もいっぱい、 わからないことだらけの妊娠、出産でした。
どうなることかと、毎日思ってましたが、やってみたら 「なんだ!案外できるじゃん。」という感じだったので、あのときに調べに調べまくった、バリ島での出産事情を、これからバリ島で出産を迎えてドキドキ、ハラハラしているプレママさんのために備忘録として書いておきますね。
バリ島で妊娠したよ。
まずはうっすら妊娠したかも?と思ったら・・・調べましょう!
バリ島にももちろん妊娠検査薬あります。
その名も”ラブテスト”
kimia farma (キミアファルマ) と言う薬局で22,000IDR(170円)で売っていました。
使い方はどれも大体同じ、検査部分に尿をかけて数分待ちます。
妊娠が陽性+だったら。 パートナーにお話してパートナーのラブをテストしてから、産婦人科医がいる病院もしくは助産院に行きましょう。
ちなみに今はアプリで妊娠週数が分かるアプリがあるのでそれで週数を知って9週目以降に行ったほうがいいと思います。
バリでの妊娠チェックや出産は実費です。
妊娠初期は毎週チェックに来てくださいと言う所がほとんどですので、妊娠が具体的に分かる9週目をお勧めします。
お金は売るほどある!という方は、毎日チェックしてもいいと思います。
バリ島で病院を選ぼう!産科医がいるバリの病院と出産費用
私は長男の時、はじめはシロアムというクタの病院で検査を受けていましたが、検査代高すぎ!
友達の勧めもあってタケノコクリニックでの検診から、プリマメデイカで出産という方法を選びました。
今回はバリ島に暮らす外国人がよく使う総合病院、3件の出産費用を聞いてきました。
キタスと言う滞在許可がある方の料金になります。
自然分娩 NORMAL 、帝王切開はOPERASIもしくはSESAREANと書かれています。
料金は自然分娩・帝王切開の他に、入院するお部屋のタイプで料金が分かれています。
どこもまさかの自然分娩1泊2日、帝王切開2泊3日です。
帝王切開2泊3日って、日本の常識だと考えられないですよね
たけのこクリニック
クタにある病院です。名前からわかるように日本人専用のクリニック、ほとんどのスタッフは日本語をしゃべれて、日本人医療通訳さんが在駐です。
旅行保険を使った申請などにも新設に対応してくれます。
ただ今はタケノコクリニックさんでは産科の先生の検診はなくなったそうです・・・
以前は毎週金曜日産科医の先生の検診日があり、毎回するのは尿検査、血圧、検温、エコーでした。日本語通訳ありがたかったのに・・・検査代安い、助産師さんがいたがメリットでした。ここで出産などは出来ない、設備が古いと言うネックがありましたが・・・私は2人とも検査はここでやってもらっていました。
バリ島在住日本人ママの強い味方でした。
また産科検診も復活するかもしれないので、問い合わせしてみるといいかもです。
プリマメディカ ホスピタル prima medika hospital
デンパサールにある大きな総合病院です。
土日を除く毎日、産科医がいます。曜日を選ぶことなく検査を受けられます。 毎回するのは尿検査、血圧、検温、エコーです。 ここで出産まで見てもらえるので有事の時も安心、検査代安いがメリットです。デメリットは 下手な英語かインドネシア語でやりとりのみになります。
私は(たけのこクリニックの看護婦さんを通訳につけて)出産はここで行いました。
→ https://www.primamedika.com/id
※以前にタケノコクリニックで検診をしていたアドリヤミカ先生がいれば、少し日本語わかります。
プリマメディカでの出産費用
こちらがプリマメディカホスピタル利用の出産費用の料金表です。
KELAS3,とかVIPというのは入院するお部屋のグレードになります。
私はどのグレードでお願いしたのか、正直忘れちゃったのですが。VIPでもSUITEでも部屋の設備はあんまり変わらず、付き添いの家族が一緒に泊まれるような部屋か、そうじゃないか、といった違いで値段が違ったのだんじゃないかな…
私の出産の費用は帝王切開2泊3日コースで合計2,500,000IDR(約20万円)くらいでした。
スリヤウサダ ホスピタル (デンパサール)
デンパサールにある大きな総合病院です。
日本語の看護師さん(通訳として)がいます。 また土日を除く毎日産科医がいて曜日を選ぶことなく検査を受けられます。 毎回するのは尿検査、血圧、検温、エコーです。 メリットはなにせ日本人看護婦さんがいるところ!毎日検査可で設備は良いです。検査・出産の代金が(日本人や外国人は別メニュー)なので高めです。
スリヤウサダホスピタル利用の出産料金
これは自然分娩の費用明細ですね。最終合計は1泊2日の入院コースで19,200,000IDR(約16万円くらい)です。
帝王切開2泊3日コースでの料金の合計は40,000,000IDR(32万円くらい)です。
シロアム ホスピタル
クタのサンセットロード沿いにあるバリ島で一番きれいなセレブ病院。土日を除く毎日、産科医が何人かいて曜日を選ぶことなく検査を受けられます。 毎回するのは尿検査、血圧、検温、3Dエコーです。 毎日検査可で設備はバリで1番良い気がします(病院自体が新しい)。検査・出産の代金は高めです。先生は上手な英語を話します。白人さんが多いのが特徴です。
シロアムホスピタル利用の料金
自然分娩は1泊2日の入院コースで17,200,000IDR(約15万円くらい)です。
帝王切開2泊3日コースでの料金の合計は38,000,000IDR(30万円くらい)です。
スリヤウサダよりも料金は安めの設定なんですね。
その他のバリ島の病院
バリロイヤルホスピタル ブロス(@LENON)→https://baliroyalhospital.co.id/ お金持ちのローカルの人の間で人気。
カシイブ(@JIMBARANG @DENPASAR)→ https://kih.co.id/ 日本人がいるそうです。
勿論 街の産院(自然分娩は日帰りから)あります。
自宅のお風呂で産む(専門の助産士さんがいる)あります。
バリ島の病院の定期検査を受けよう!
母子手帳もそれぞれの病院で出してもらえますよ。
私が受けた検査は、検尿、バイタル、エコー、問診と妊娠初期は毎週、中期は1ヶ月おき、後期は2週に1回、臨月は毎週。と言うペースで検査してもらいました。
以上の定期検査に加え、血液検査もしましたよ。
出産の方法を選ぶよ
①自然分娩 予定外の事が起きると帝王切開に切り替わります。 (その場合腹は縦切りです)
バリの都市伝説ですが、妊婦さんに陣痛が来て分娩なのですが、何か理由をつけ帝王切開を売ってくるドクターがいるらしい・・・ありそ~ だって帝王切開なら大体の時間読めるもんね!そしたら早く帰れるもんね!
②予定帝王切開 始めからこの日に帝王切開をすると決めておきます。 (腹は横切りです)
③無痛分娩 2018年私の出産時には無痛分娩の選択肢はありませんでした。
妊娠のトツキトウカを超えて出産だ!
分娩方法も色々ありますが結局の所、ママがメリットとデメリット考えて決めましょー。
自然分娩の産道神話に悩んでるお母さん、結構いるみたいですが、ただの出産方法です。
ドクターを始めインドネシアでそんな事を気にしてる人なんてほとんどいません、それがインドネシア出産の唯一?良いところでしょうか。
私の例ですが、予定帝王切開で出産しました。
前日夜から絶食、手術当日午前10時までに病院へ入院道具を持って行きます。
手続きをして(主にパートナーが行います。各書類にサイン、デポジットの支払いです。)妊婦は即バイタル、ノンストレステストなどが行われます。OKだったら手術室へ行きます。
手術室に入ると、手術スタッフはみんな笑ってお喋りしながらの(スマホで電話してる人もいました)準備。
私は結構緊張していましたが、関係者から緊張は1mmも感じられませんでした。
付き添いの通訳の方もインドネシアらしいでしょ?と笑っていましたが、長男出産の時は笑ってらんないよ・・・と思ったものです。
準備は30分くらいで終了。
いきなりガスマスクみたいのをされ、即、笑気麻酔。
2秒後。ニヤニヤが止まらない、そして追って急激な眠気で朦朧。が寝たらいけませんと言われます。無理です眠いです(と言いたいがろれつも回らない頃)お腹を持ち上げられるような感覚に・・・う~んう~ん 意識失いそう お腹グイグイを15分くらい繰り返したでしょうか…
なんとなくオギャーと聞こえたような感じで赤子が産まれ、私はその瞬間に眠くて失神。
こんな感じで産みました。2人目も同様でした。
こんな 流れで10時病院からの12時には出産。
なんと言うスピード出産!
さすが子供大国インドネシア。皆さん慣れたものでした。お世話になりました。
産まれたよ!
母子ともに異常がなければ、すぐに赤ちゃんを見せてくれます。
日本人の常識を超えるその流れ作業っぷり、暢気なスタッフ、その全てに何度かおいおい!とも思ったのですが、やっぱり無事に産ませてくれてありがとう病院の皆さん (T_T)(書きながら私、いま思い出して泣いてます…)
ひとしきり赤ちゃんと挨拶をしたら、お風呂、グルーミングの上、靴下・手袋をはめられ毛布にグルグル巻きで新生児室に連れて行かれます。
赤子は、皆さん後ほど会いましょ~って感じで寝ています。
妊娠を超え、出産を超え、帝王切開後は痛みに耐えるだけ。
しかし外国人の出産にはここからがパートナーの出番なのです。
余談ですが、上の写真はバリ人の習慣にのっとって、無事に子供が産まれるまで髪の毛を切らなかったヒロくん、超ロン毛状態ですね。
バリ人の男の人は奥さんが妊娠すると、無事に産まれるまで髪の毛を切らない願掛けをするみたいですよ。
バリ島で外国人同士が出産した場合の手続きとその流れ
①まず病院が発行する出生証明(Letter of birth)と夫婦の婚姻証明書(AKTA PERNIKAHAN)(日本の戸籍謄本をバリ島の日本領事館で翻訳して婚姻証明に変えてもらったもの)を持って、チャタタンシピル(CATATAN SIPIL)バリ島の戸籍管理局に提出→ここでチャタタンシピル発行のAKTA KELAHIRANアクタクラヒラン出生証明書を出してもらいます。
*原本と同様の扱いのコピーもくれます、必ず原本のほかにコピーもいただきましょう。
②チャタタンチピルでもらったアクタクラヒランのコピーを持って、まずはイミグレーションへ、ここで赤子の滞在許可をもらいます。これは出生日から60日有効で、60日後までに子供のパスポートを作って改めて子供のビザを取らないといけません。(子供のビザは親のビザの付帯となります)
*滞在許可の期間は変更があるかもしれません。必ずご自分の出産前に確認して下さい。
③イミグレーションとほぼ同時に、子供のパスポートを作らないと行けないので、出生証明書コピーと原本を持って今度は大使館(または領事館)へ行き、子供の戸籍を日本で作ります。その戸籍をこちらに大至急返送してもらい、こちらの領事館で新生児のパスポートを作ります。
※子供の特別滞在許可は現在は60日、ぼーっとしてる暇はありません。
④パスポートが出来たら、即イミグレーションに行き、親の付帯ビザを発行してもらいます。
※親のビザ付帯になりますが、インドネシアで産まれた子供は、1年間の出国免除があります。子供の体調しだいで新生児が出国が出来るとは限らないと言う、一応優しさを見せてるみたいです。
余談ですが長男出産後、↑の②の手続きを聞き間違えたのか何なのか、忘れたんですよね。
パスポートが出来て意気揚々と長男のビザを取得しに書類を揃えて行ったとき・・・出産日から申請日までの58日間オーバーステイ・・・これを指摘され、2014年当時オーバーステイの罰金1日当たり250,000IDR(現在は30$) 250,000IDR ×58日=14,500,000IDR(11万円)の罰金を言い渡されました。ガーン
皆様ご自分でやる場合はどうか全てのプロセスをお忘れなく。
というか、そういったことを代行してくれる現地エージェントがあります、料金は3万円くらいの手数料がかかりますが心配な人は代行してやってもらうのがいいです。
出産前に子供のビザの取得の確認は絶対にして下さいね。産まれてからじゃ絶対遅いですよ!
バリ島での出産を振り返ってまとめ
- 出産方法が自分で選べる(お国柄、出産に何を選んでも罪悪感なし)
- 出産がクイックリー 良いか悪いかは分かりません。
- 日本の補助金などを受ければ、費用的にプラス出産になるということも(ただしビザや予防接種など実費で高額ですのでほぼ±0ですかね)
- ビザの手続きが面倒かつ、スピードが求められる。
どうですか?バリで出産したくなったでしょうか?
絶対嫌!となってしまったでしょうか?
バリで子供を産みたいぜ!と言う有志の方はGO DIVE BALIまでご連絡下さい。
私が力いっぱい応援いたします。
最後に謝罪を1つ
今回3病院の出産料金を聞きに行ったのですが、スリヤウサダさんで インドネシア人の受付の人に 妊娠してるんですか?と聞かれたので、待ち時間があまりにも長くって、ついハイって答えたんです・・・でもごめんなさい私妊娠してません。
後から出てきた日本人の方にもそのまま妊娠している体で話が流れていってしまい。おめでとうございますとまで言われたりしてしまい・・・
もしその看護婦さんがこのブログを見ることがあったらこの場を借りてお詫びします。すみません私妊娠していません・・・でも、もし奇跡的にまた妊娠したら、その時はスリヤウサダさんで出産お願いします。