
バリ島から足をのばせる人気の離島にギリ3島と呼ばれる ギリ トラワンガン、ギリ メノ、ギリ アイル(Gili Airと書いてギリアイル)という小島があります
どれも、バリ島から2時間少しのボート移動で行ける離島で、バリ島旅行の間にちょっと違う島に滞在してみるのも面白いかな って感じでヨーロピアンの旅行者を中心に人気が高い場所なのです
とくに有名なのはギリTと呼ばれる ギリトラワンガンで、僕も今まで10回は滞在したことがありますが、今は少しオーバーツーリズム気味なのもあり
今回はあえて、今まで滞在したことのなかったギリ3島でもマイナーな島 ギリ アイルへ友人と2泊3日で行ってみました。
ギリアイルってギリ トラワンガンに比べると訪れる人も少なく、情報も少なく
なんか寂れてそうな場所だな… くらいのイメージしかなかったのですが
実際 島を訪れてみると まさかまさか、いい意味で想像以上の島だったのです!

今回はそんなギリアイルについて、行き方から楽しみ方までご紹介します。写真多めでいってみましょう
バリからギリ アイルへの行き方
チケット予約とボート料金
バリ島からギリ アイル、またはギリ トラワンガンへ行くには、ボートチケットを予約する必要があります。
ボートの予約方法もいろいろありますが、アジア旅行全般のバス、ボート予約サイト12GOからの予約が簡単ではないでしょうか

12GOで出発先をBali 到着先をGili airとして希望の日程を指定すると、いくつものチケット料金が表示されます。
ここで気を付けてほしいのは、表示されるチケットにはボートのみの値段のチケットと、ホテルからボートに乗るまでの車送迎込みの値段のものとがあります。
バリ島からギリへ行くボートはバリ島内でも2つの港(ボートの発着場所)があります。
- パダンバイ(padanbai) 空港エリアから車で1時間半ほどの距離
- スランガン(serangan) クタとサヌールの間 空港から車で20分ほどの距離
料金的にはパダンバイから出港のボートのチケットのほうが断然安いので、こちらを利用する旅行者が多いです。
2024年11月現在
パダンバイ発着のギリまでのボートチケットの最安値はSemayaというボート会社で片道 250,000IDR(約2500円)
クタやレギャンからパダンバイまでの送迎を込みとすると、片道350,000IDR(約3500円)ほどという感じのようです。
スランガンから発着するボートはボートチケットのみ片道680,000IDR(約6800円)でした

ホテル送迎込みのチケットだと、送迎先のホテルまでお迎えに来てくれるのですが
迎えにくる車の時間は「6:00~7:00の間に行きます。」といった日本人には信じられないアバウトな時間指定をされます
一台のワゴン車にぎゅうぎゅう詰めに客を乗せるので、パダンバイの港に着くまでの時間は快適とは程遠いものになりますのでご注意ください。
それを思うと、パダンバイへGrabなどのタクシーで向かうと片道一台300,000IRD(3000円)ほどなので、一人旅でなければ、ボートチケットのみ予約して、パダンバイにはタクシーで向かった良いかもしれません。
ちなみにチケット料金に関してはギリアイルもギリトラワンガンも、同じ料金となります。
パダンバイでボートのチェックイン
今回僕たちはパダンバイからギリアイル行の最安チケット Semaya社のボートで片道250,000IDRでしたが、ボート出発までの様子をお伝えしますね
パダンバイの港に到着したら、各ボート会社のチェックインカウンターをGoogleマップで調べ、そこのカウンターで予約した際に送られるPDFをスマホ画面で開いて提示し、チェックインをします。


60分前には到着してチェックインするように予約書には書いてありますが、そんな早くいく必要はありません。ボートはだいたい遅れます、30分前でも早すぎるくらいです。
カウンターでは港使用料一人30,000IDR(300円)をとられて、首から下げる社員証みたいなチケットと支払い証明のようなものを受け取ります。
ボートに乗る桟橋は一つしかないので、その近くで自分の乗るボート来るの待ち、ボート着いたら乗れよ といった、おおまかな指示を受けますので、桟橋近くのワルンのようなとこに座って時間をつぶす感じです。

もちろん、自分の乗るボートがどれかなど、旅行者にはわかりませんので、時々桟橋に出向いて、ボートがもう来たか、あるいはまだかを たずねましょう
僕らのボートは予定より1時間遅れてやってきました。
ボートが来たら、社員証を見せてわちゃわちゃとボートに乗り込みます。

僕らのボートは安いだけあり、エアコンもなく、席も狭かったですが、11月という時期がら席が空いていたので、まぁ快適な2時間の船旅でした。

ギリ アイルに到着したら
ロンボク島の島影が右舷に大きく見えるようになってくると、ボートの向かう先に、白い砂でできた小島が3つ コバルトブルーの海に浮かんでいるのが見えてくるでしょう。
ロンボク島の沖合に並ぶ離島 ギリ3島です
ボートはまずギリトラワンガンへ接岸し、ほとんどの乗客はこのトラワンガンで降りていきます。
その後、10分ほどで今回の目的地 ギリ アイルへと到着しました。

ギリ アイルの船着き場周辺は以外なほどに、お店も多くほどよく賑わっています。

僕が8年前に立ち寄った時は、この船着き場もローカル色が強く、ギリトラワンガンのツーリスティック感とは違って、とても泥臭く感じたのですが、この5年ほどの間にギリアイルも大きな変化があったようです。

ギリアイルで自転車を借りよう
ギリアイルに到着したら、宿泊先へ向かう前に港で自転車を借りてしまうことをおすすめします
ギリ3島の中では、車やバイクの使用が禁止されています
このルールのあるところがギリの一番素敵な所なのです。
島は一周4㎞ほどで、歩いてもいいのですが、自転車があると島中を気軽にまわれて、行動範囲が広がりますし、南国の小島で自転車に乗るのは、何より爽快です
レンタル自転車は一日50,000IDR(500円)なので、これは迷わず借りましょう
その際、船着き場で借りてしまったほうが、そのままホテルにいけますし、帰りも自転車返してボートに乗ればいいのでおすすめです

自転車を借りる際には、ブレーキの利きや、タイヤの空気、ペダルが曲がってないかなど、ちゃんと選んで借りましょう。
この島に滞在する間、自転車はあなたのパートナーです。
自転車のクオリティは、その後の滞在の快適さに大きく関わってくることを忘れないでください

宿泊先のおすすめは
初めての場所で宿泊先を予約する時って、やっぱり周囲の状況がわからないから、どこがいいのか迷うところですよね
今回僕がギリアイルに3日間滞在し、思ったことですが、ギリ アイルでの宿泊先は、船着場から北に上がった、タートルポイントといわれるビーチ周辺が一番環境がいいということです。
迷ったときには、このビーチ沿いのホテルやバンガローを予約されるのがおすすめです

ギリアイルは、手軽にシュノーケリングが楽しめる、遠浅できれいな海こそ一番の魅力なのですが、このシュノーケリングができて、海の中のキレイ、ということでいえば、ギリアイルの中でもタートルポイントが断トツのクオリティです。

バンガローからでて すぐにこの海を堪能できて、人が多い場所じゃなく、人通りもまばら というバランスは完璧
また ここは、ギリアイルの原宿と呼ばれる(勝手に僕らが命名した)船着場近くのお店が多い賑やかな通りまでも、自転車で5分ほどの程よい距離感なのです。
ギリアイルでシュノーケリング
ギリアイルに来たら できるアクティビティは一つ
目の前の美しい海で、ただ存分に遊ぶだけです
ダイビングももちろんあるのですが、ここではスノーケリングで十分な気がします
というのもここは海の浅いところこそ、キレイだからです。
シュノーケリングはツアーがたくさんあり、気軽に宿などで申し込めば、一人2000円ほどでギリ3島のシュノーケリングポイントを半日回るボートに乗ることもできます

ギリアイルのタートルポイントなら、目の前のビーチから入ってスノーケリングを楽しむこともできます。
とても遠浅なので、満潮に近い時間がベストですが、足がつくような浅いところでサンゴがとても美しく広がっています

タートルポイントというくらいなので、カメとも出会えます。
カメを探す場合、水深5m~8mくらいの水底に沿って探しながら泳いでみてください

ギリアイル おすすめレストラン
ギリアイルで感動的だったことの一つが、食事がどこも美味しかったこと、そしてお店のサービスやスタッフの方の熱意のようなものがとても高いと感じたことでした
僕らの仲間シホちゃんは、Googleマップの評価や口コミを参考にして いいお店を見つけることに関しては、人並み外れた才能、いや嗅覚のようなものを持っています
今回も事前に行きたいお店を調べてくれたのですが、それがものの見事、全て素晴らしいお店だったので、その2つをここに紹介しておきます。
warung zZz

ここはワルン ズィーズィーズィーと読むようでですが、島の中でも内側にあるお店で、僕らが泊まっていたタートルポイントからは自転車で10分ほどでした
グーグルマップの評価がすごい高く、値段もお手頃だったので、迷わず最初に行ったお店だったのですが、これが大当たり

メニューは普通のインドネシアのワルン(食堂)にあるようなもので、特に変わったことはありません
でも、なにせ味が美味しい! なんていうか全部の料理の味が濃くてパンチがあるのです

値段も全部200円~300円ほどで、こんな観光地にしては信じられないくらいリーズナブルでした。
僕らは昼と次の日の夜とリピートしてここに行きましたが、夜は大人気ですので、少し早めの時間に行った方がよさそうですね
場所はこちらです↓
UNA pizza

このピザ屋さんもシホちゃんがみつけてくれて、お昼にみんなので行ってみたのですが
お店はすごく小さく、テーブルも2人がけが4つと、かなりミニマムなお店でした

ですが、ここで僕らが頼んだマルゲリータは1枚600円という値段ながら
今までインドネシアで食べた中では ナンバー1といえるほどに美味しかったのです。
お店の人もフレンドリーで、興味深そうにピザ焼きの工程を眺めるぼくに、ピザ焼き体験までさせてくれました

ピザに関しては絶対のおすすめができる ここ「Una Pizza」ですが、ピザ以外のメニューは決して頼まないようにしてください
僕らの仲間きょーた君が、どうしてもハンバーガーの気分だからと頼んだハンバーガーは、ピザのレベルが想像より遥かに高かったのもありますが、それに比べてあまりにも低く、同じお店で出しているメニューとは思えない代物でしたのでお気をつけください。
ギリアイルの心残り
ギリアイルはパーティーアイランドと呼ばれる ギリトラワンガンに比べたら、夜はとても静かなようですが、僕が事前に調べたところでは一か所、 興味深いお店がありました
それがここ【Space bar】

ひと昔前のヒッピープレイスには必ずあった、サイケデリックトランスのお店のようです。
今ではむしろ 一周まわって新しい感じです
グーグルマップで見たとき、これは絶対行ってみたいと思ってかなり期待していたのですが、実際にお店に行ったら真っ暗…
どうも、普段営業して音を出しているわけでなく、不定期にトランス好きに人たちが集まり、ゲリラ的にパーティーをする場所のようです。
今回スペースバーの本気を見れなかったことだけは心残りです。
もし、ギリアイルにいかれるトランス好きの方がいたら、ぜひチェックして様子をおしえてくださいね
いまこそギリアイルおすすめ
ということで、いまこそ行きたいギリアイルのご紹介でしたが
ギリアイルのおすすめポイントをまとめると
のどかさとツーリスティック感のバランスがちょうどいい。ということに尽きるでしょうか
ギリ3島のなかでも、ギリトラワンガンは、賑やかでパリピ向け。ギリメノは静かで、一人でいたい人向け。
ギリアイルはそのちょうどいいところで、長期滞在向け。といった感じです
長期滞在や暮らしている外国人が多いので、レストランのレベルも高いのかもしれません
このギリアイルのほど良いバランスという魅了は、時代の流れが速くなっている昨今では、いつまでその最高のバランスを保ってくれるのか、難しいところ。
だからこそ、今こそ行きたい ギリアイルなのです。

今度不定期でギリアイル ツアーも開催しようかな、と考えてます
ということで、それではまた!

