先日、【GO DIVE BALIにお任せ98ドルファンダイブ】に申しこまれたゲストと一緒にトランベンのダイビング帰りに寄り道してきた時のお話です。
トランベンダイビングの行き帰りに通るサルの場所
トランベンのダイビングに行ったことのある方なら、知っていると思うのですが。チャンディーダサを抜けて山道に入ったあたりで、サルの大群と必ず出くわすポイントがあります。
トランベンの長い車移動に飽きてきたゲストに笑顔を咲かせてくれる場所でもあります
どうも近くにお寺があるらしく、サルの群れは、その見えないお寺から出現するようなのです。
以前からどんなお寺なのか気になっていました。
その日のゲストはバックパッカー、ケント君お一人。【GO DIVE BALIにお任せコース】なのもあって、ダイビングの帰り道、その謎の寺院探検を半ば無理やり誘ってみました。
バリ島東部グマン寺院
ケント君、今日は天気にも恵まれて最高の条件だから、ちょっとだけ観光していかない?
え!いいんですか?全然行きますよ
このサルのいる階段の上に絶景のお寺があるんですよ(いったことないけど)いい写真撮れるはずだから登ってみよう!
階段の上り口に車をとめると、そこで露店を出しているおばちゃんが近寄ってきました。
「ハロー、コンニチワー グマン寺院に行きたいのね!それならこのサロンを巻いていかないとダメよ」
おばちゃんがそそくさと僕らの腰にサロンを巻いてくれました。
絶対高い値段言われるだろうと警戒していたんですが、サロンのレンタル代は一人10,000rp(80円)良心的な値段です。
「このまま真っすぐ階段を上っていけば、お寺が見えてくるのよ!サルに触ろうとしたら絶対ダメだからね、それとサルに物取られないようにハティハティね!(気を付けての意)」
ふーん ここはグマン寺院っていうのか。
グマン寺院 サル数ナンバーワン
目の前の階段はなかなか長い階段のようですが、まあ僕らも体力には自信あり。
5分くらい登れば結構きれいな景色見られるでしょ!くらいの軽い気持ちで登り始めました。
サルがいるいる。
僕まだウブドのモンキーフォレスト行ってないんですけど、もう行かなくてもいいですかね?
そうだね。サルの数ならここバリ島イチだわ。
サルの赤ちゃんかわいい。
グマン寺院恐怖の1000段階段
もう10分くらいは階段上ったのですが、相変わらず階段とサルの景色が続きます。
ボス猿なのか、大きなサルが威嚇してきます。
これだけサルがいると身の危険を感じます。
小高い丘の上にでたと思ったら、ちょっと下って、また上がる。
しかも階段もなくオフロードになってきました。
奥さんに借りたピンクのバックにサロン巻いたら完全にミスコーデ。
というか、もう軽く20分は登ってるんですけど…
軽い気持ちで登り始めたのを後悔してきます。
「ヒロさん ハァハァ これもうトレッキングのレベルになってきてません ハァハァ 」
「そうだね ハァハァ ダイビングの後は高所移動したらダメなんだよ ハァハァ 」
それでも、振り返るとパノラマのアグン山とバリ島の大地が。
これは頂上のお寺までいったら絶景”映える”じゃないの?
期待を胸に上ることさらに10分。
グマン寺院は次なる天空の寺院たるか?
「あっ!門らしい”もん”が見えてきたよ! ハァハァ 」
最後の砦のように現れた階段の上に、バリ島寺院らしい”割れ門”が見えて見えてきました。
登りはじめて35分やっと到着です。
頂上に待っていたのは
誰も人間のいない”ひなびた”という表現がぴったりのお寺でした。
牛とサルしかいません。
何百年も天空に取り残された”ラピュタ城”の趣です。
今にも心優しいロボット兵士がでてきそうな雰囲気。
風の音、鳥のさえずり…
バリ島では貴重な”静寂”
30分以上階段を上ってまでくる価値があるかどうかは別として、とてもやさしい雰囲気の場所です。
さて、気になる絶景は
まずはバリ島の東側の海が一望できるはずのポイントへ
あっ 人がいた!
崖というよりは”高い丘”といった場所になっていますね。下に見える小島はダイビングポイントでもある”ギリ ビアハ”でしょうか?
爽快な海風が火照った体を通り抜け、30分以上の階段を上がりきった充実感を感じさせてくれます。
さて反対側アグン山側の眺めはどうでしょう
こっそり期待していたのは、同じくバリ島東部にある寺院で今フォトジェニックで大人気「天空の寺院 ランプヤン寺院」みたいな割れ門とアグン山の写真がとれるんじゃないか?ということでしたが。
こちらも天空具合では負けていないはずのグマン寺院は
はい!
う うん…
撮り方の問題ですかね? いいとこに電線とか入っちゃってるのがよくないのですかね?
グマン寺院に行ってみて考えた
グマン寺院には派手なものはないし”映え”という点では本家「天空の寺院ランプヤン」には及びませんが、今や大人気のランプヤン寺院って、現実は写真撮るために長蛇の列、平均2時間くらい並んで、あの有名は”映え”写真とるのです。
それでもそこで撮った写真にはそれだけの価値がありますし、観光地として提供するお寺側も、企業努力を惜しみません。
それに対してグマン寺院はほぼ無人です。
牛とサルとたまにお祈りにくる地元の人。
よく考えたらグマン寺院は観光地ではないのです。
別に観光客に来てもらわなくてもいいのです。
トリップアドバイザーの評価とかを気にしてるわけではないのです。
だからこそ、そこは静かで変わることのない優しい雰囲気の場所であり続けているのでしょう。
勝手に ”B級観光地” とかって呼んでごめんなさいグマン寺院。
全力で謝りたいです
電線がイケてないとか、あそこの木を整理してもっと見晴らしがよければとか、よく考えたら本当に大きなお世話です。
グマン寺院
とてもやさしい雰囲気の場所です。いい風が吹きます
そしてここは本当のお寺でした。
グマン寺院 間違いなくバリ島の魅力に溢れる場所のひとつでした。
30分以上階段を上ってまでも行くかどうかは別として 。
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