はじめまして、ぼくの名前は”あさひ”です。4さいです。
ぼくの住んでいるのはインドネシアのバリ島です。
ママとママのママと、パパと赤ちゃんの弟と5人家族です。ジャパンの東京にパパのママのおばあちゃんもいます。
ぼくたちの家族はこの前、初めてフィリピン航空を使ってマニラ経由でバリ島から成田へ、ぼくの大好きな東京のおばあちゃんに会いに行ってきました。
そのときにマニラ空港のトランジット時間を使って、ぼくが大冒険したお話をしたいと思います。
フィリピン航空利用で日本-バリ島がお得です
ママが言ってましたが
エアアジアの飛行機が成田ーバリ島の直行便をやめてしまったので、日本に行く直行便がガルーダインドネシア航空だけになってしまい、今は日本ーバリ島のエアチケットは値段が高くなってしまっているようです。
それで今は、フィリピン航空でバリ島にくるチケットがお得で注目されているようなのです。
経由便というらしいです。
フィリピン航空はマニラ空港第2ターミナル発着
ぼくたちを乗せた飛行機が着いたのは、早朝6時のマニラ空港第2ターミナルです。
ここはフィリピン航空の専用ターミナルのようです。
ぼくたちが乗り換える成田行きの飛行機は、お昼すぎの14:30出発、7時間も時間があったので、まだ1歳の弟と70歳のおばあちゃんを連れたママは、マニラ空港第3ターミナルにあるというトランジットホテルを予約していました。
空港内で第2ターミナルから第3ターミナルへ移動するだけなのですが、ちゃんと入国手続きをしないといけません。
入国の手続きは乗り継ぎの乗客専用のカウンターがあるので、空港の人の言うことをちゃんと聞いていれば、簡単だったみたいです。
空港の係の人が付き添ってくれて、おばあちゃんを車いすに乗せて外まで押してくれました。
ママは「マニラの空港は悪い人がいっぱいいる空港なんだよ。」と言ってましたが、そんなことないみたいです。
第2ターミナルから第3ターミナルへはシャトルバスで簡単に
第2ターミナルの到着ゲートから出たぼくたちは、空港の人に教えられた通りBAY19という乗り場でエアポートシャトルというバスを待ちました。
バスは10分に1回くらい来るみたいで、すぐにやってきました。
お金を払うんだと思っていましたが、払わないで乗せてくれました。
バスの中は大きな荷物をもった人たちで、いっぱいだったのですが、赤ちゃんを連れたママと、僕とおばあちゃんに、フィリピンの人達はすぐに席をゆずってくれました。
フィリピンの人達はとてもやさしくて、いい人みたいです。
ぼくはフィリピンが大好きになりました。
マニラ空港第3ターミナルのトランジットホテルを利用しよう
マニラの空港はぼくが思っていたよりもずっと大きい空港です、第2ターミナルから第3ターミナルへは、途中に第4ターミナルに寄って、全部で20分くらいかかりました。
第3ターミナルは大きな建物で、建物の中にはご飯が食べられるお店や、セブンイレブンやミニストップも入っていました。
ぼくたちはお腹がぺこぺこだったので、最初にママも僕も大好きなハンバーガー屋さんにいきました。
フィリンピンでハンバーガーといったらジョリービー
”ジョリービー”というハンバーガー屋さんです。
ミッキーマウスを無理やりハチっぽくしたような人形が目印です。
フィリピンではマクドナルドよりもずっと人気なハンバーガー屋さんだそうです。ママが言ってました。
メニューはこんな感じです。
ぼくの好きなおもちゃの付いてくるセットもありました。
ママは他の国よりも、ハンバーガーが安いっていっていました。セットで300円しないようです。
味もおいしかったです。ぼくはどこの国にいってもハンバーガー屋さんがあれば安心です。
マニラ空港のトランジットホテル WINGS ”ウィングス”
ママが予約していたトランジットホテルがここです。
【wings】”ウィングス”は第3ターミナルの上のほうにありました。
ママはツインルームを予約して、料金は7時間半で1800ペソ(約4000円)みたいです。
シングルなら2000円くらいだそうです。
お部屋は狭かったですが、ホテルにはコーヒーや軽食がフリーのラウンジがあって、シャワールームやマッサージ室もありました。
とにかく横になりたいママとおばあちゃんは嬉しかったみたい。
ぼくは、はじめての二段ベッドがうれしくてベッドで”ぴょんぴょん”したのですが、頭を天井にぶつけました。
マニラ空港からトランジット残り5時間でマニラ観光へ
ぼくは全然眠たくなかったので、「ママ、ぼくは遊びに行ってもいい?」って聞いたら
「12:30までにちゃんとここに戻ってきたらいいよ!」って言ってくれて、おこづかいを30ドルもらいました。
「WIFIの使い方わかるわよね? あさひはもうお兄ちゃんなんだから、迷子になったらフリーWIFI見つけてちゃんと連絡するのよ!」スマホも貸してくれました。
「うん!大丈夫だよママ、ちゃんと空港WIFI使ってgoogleマップでマニラの地図をダウンロードして、オフライン環境でも位置情報は確認できるようにするから安心しててね。」
やった!
ぼくは早速、空港内の両替所でもらった30ドルをフィリピンのお金ペソに交換してもらいました。
30ドルが1500ペソくらいになりました。
ぼくはママのスマホを開いて、マニラでまずどこに行こうか検索で探してみました。
マニラ空港乗り継ぎで、子供向きな観光地はどこ?
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マニラ動物園
【マニラ動物園】ここ行きたい!
空港からはタクシーで約30分、入場料も大人100ペソ(約220円)、子供は60ペソ(約140円)もらったおこづかいでも十分遊べそうです。
動物園までの移動は、マニラ空港のフリーWIFIで、オンラインタクシーアプリGrabを使ってみました。
時間は9時過ぎ、マニラの道路は渋滞も大変みたいです。
はじめてみるマニラの道路の景色は、なんだか日本のママのお家がある、横浜や川崎の道路に似ています。
マニラ動物園休園中
30分ほどでドライバーさんが
「ヘイ ボーイ!マニラ動物園についたよ!」
「はい、ありがとうございますドライバーさん、ここが動物園の門ですか? 」
「そうだよ。でもおかしいな… 門閉まってるね。まぁ大丈夫だよ、降りてその辺の人に聞いてみな。 グッバーイ ボーイ!」
タクシー料金の280ペソ(620円)を受け取るとタクシーは行ってしまいました。
ぼくは門のところに立っていたガードマンさんに話しかけてみました。
「おはようございます。ええと 動物園は何時から開きますか?」
「オー ボーイ!残念だね、動物園は今しばらくメンテナンスのために休園してるんだよ。」
えー
googleではオープンしてるってなってたのに。
タクシーも行っちゃったしインターネットもないしどうしよう…
ともかくのどが渇いて、冷たいものが飲みたいから、スタンドでジュースでも買ってみよう
マニラは都会だから暑いなぁ
ファンタが1本20ペソ(40円)でした。
これからどうしようか考えながらファンタを飲んでいると、仮面ライダーみたいな乗り物に乗ったお兄ちゃんたちが話しかけてきました。
「ヘイ ボーイ!どこにいこうとしてるのかい? オイラたちが連れてってあげるよ!」
「ボーイはスターシティに行ったらどうだい? 遊園地だよ楽しい乗り物がいっぱいあるよ。ボーイはいくらお金を持ってるかな? 500ペソで連れてってやるよ。」
遊園地。魅力的な提案です、仮面ライダーみたいな乗り物にも乗ってみたいです。
それでも空港からここまでタクシーで280ペソだったことを思えば500ペソは高すぎだと思いました。僕ももう4さいです、子供だと思ってバカにされないようにしないといけません。
マニラの遊園地 スターシティへ トライシクルで連れていかれる
「じゃあスターシティまで100ペソでいいですか?」
「え!しょうがないな、まぁいいや オイラ達は子どもには優しいから特別に100ペソにしてあげるよ、さぁ乗った乗った!」
強引に仮面ライダーみたいな乗り物に乗せられました。
乗せられてから急に不安になってきました。ちゃんと遊園地に連れていってもらえるんでしょうか?
運転するのは中学生くらいのお兄ちゃん、なぜか二人組です。
不安しかありません。
あとでパパに聞いたらこの乗り物は”トライシクル”っていうそうです。
5分もたたずに遊園地が見えてきて、とってもほっとしました。
スターシティのかなり手前でお兄ちゃんたちはトライシクルを止めて
「ボーイ!ここから先はバイクは入れないんだよ、あとは歩いて向こうまで行きな、へへっ!」
100ペソを受け取って、そそくさと走り去っていきました。
言われたようにスターシティの門まで歩いていきましたが、なんだか遊園地なのにひっそりとしているようです。
入場門の前にいたガードマンさんが気づいてくれて
「ボーイ!遊園地に遊びに来たのかい、残念だけどこの遊園地は別名 ”夜の遊園地”って呼ばれていて夕方16:00にならないと開園しないんだよー」
また閉園です…
さっきのトライシクルのお兄ちゃん達はもちろん知っていて、ぼくのことをからかったみたいです。
空港で出会ったフィリピンの人はあんなにいい人達だったのに…
ぼくは100ペソ払ってさらに遠いところに置き去りにされただけです、閉園している遊園地の周りにはタクシーも走ってきません。
寂しいです。暑いです。ママに会いたいです。
だんだんフィリピンの人を信じられなくなりそうです。
でもパパはいつも僕にこう言います。
「日本人はこうだとか、インドネア人はこうだとか、人のことを簡単にまとめて考えたらダメだよ。人の印象はその状況によって、どう感じるか全然違うものだからね。日本人だからこうしよう、男だかららこうしようって、自分がどうするかを考えるんだよ。」
ここでめそめそしていても、どうにもなりません。
せっかくマニラに冒険にきたんだから、自分の足で歩いて、いろんな初めてを見てみようと思います。 写真もいっぱい撮って後でママと弟のすばるにも話してあげなきゃ!
へんしんロボット、ウルトラマン ゴー!♪
ぼくは元気になる掛け声をかけて、マニラの海岸沿いにそって歩きはじめました。
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続編へ続く
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